ひとつ見つけました。

私は体が大きく、体重もあり、また力の掛け方がへたっぴなこともあり
よく、足の裏、特に親指まわりや上足底の部分にタコだったり皮がめくれたりしておりました。
まれに、稽古中、皮がめくれたりタコが潰れすぎて出血することも・・・
テーピングが欠かせない毎日を始めの頃は送っておりました。

でも、最近、あまりタコできなくなったのです・・・・
皮が分厚くなってるせいもあるんですが
あきらかに昔と違うのです。

稽古、さぼってるんちゃうん??
いやいや・・・

稽古量は昔より増えてるはず。
ず〜っと気になっておりました。

会社では人気のないとこで
家でも、みんな寝てから
コソコソっと稽古の真似事をよくするのですが

あ!!!!と気付く瞬間が最近あったのです。

移動の練習を一人でコソコソゆっくりやってるときでした。
もっとスムーズにいかんもんかいな...
そんなことを考えながら足を動かしていると、、、、
足の付け根から意識して動かしている自分に気付いたのです。

コレか!!!

このブログを読んでいる皆様は「は〜????なんのこっちゃいな・・」
と思われるかもしれません。
私も上手く説明できないのですが、説明したいと思います。

基本移動(前屈)の時、つま先を滑らせてかかとは上げずに膝をまげて前に移動します。
上半身はほぼ正面固定です。
足先、つま先から移動するので、つま先に意識が集中します。
そうすると私の場合、つま先だけでどうにかしようとしていたのです。
つまり、つま先ばかりに気をとられ、つま先、足裏のみにず〜っと力が入っていたのです。

だからよく足が床にひっかかり、ズズズ、キュキュキュ、となかなかスムーズに進めませんでした。
組手の時も同じです。
前にでないといけない!!という意識で足先から進む、または後ろのけりあし足に力任せで蹴り出す・・・
つまり足全体ではなく足のパーツに集中しすぎていたのです。
そら、足裏に負担かかるわ...と思いました。

で、足の付け根からということは、足全体で動かしているということになります。
足の付け根から意識して動かすと、次にヒザ、スネ、つま先が勝手に動きます。
となるとそれぞれのパーツに力が配分され、流れるような力の加わりかたをするので局所のみに余計な力がはいらず、
従来の私のように足裏のみにいきなり力が集中ということが減ります。
これに力の入れ、抜きが加わると、当然、床との摩擦も減り、ス〜イスイといきやすくなります。

私の場合、入れ抜きどころか、最初から力入れ入れ、しかも局所に・・・という、どんくさい状況だったのです。

体全体で突く!蹴りのときはしっかりと膝を上げて!とにかく体全体を使って真っ向勝負!
脱力脱力〜〜
館長からよくこのように、体全体を使うことや力の入れ抜きの重要さをご指導いただきます。
私もイメージはできたのですが、まだほとんど体感できておらずモンモンとしておりました。
やっとほんの少しだけ、進めたかも...今さらですが・・・


最近気付かずやていたことが、自分の中で論理的に分かると、自分のものになったような気がして
嬉しい・・・(*^^*)
私は数学の公式をそのまま覚える事が許せず、何故その公式になるのか分からないと気がすまない、といっためんどくさい男なのです。
だから、体と頭の両方で理解できると非常に嬉しいのです。


道場生の皆様、これは私の体の癖や特徴によるやり方ですので、皆さんに合っているかどうか
わかりません。私自身もまだ、発見したばかりなのでこれから試していきます。
まだ始めたばかりの方に参考になれば幸いです。

で、結局、何をいいたいかと言うと・・・・

教えていただいたことをまずは素直に自分に取り込むのだ!
それに対し自分がどんな反応をしているか客観的にみるのだ。
そして疑問を見つけたら見て見ぬ振りしない、ほっとかない!
自分でコソコソやって試すのだ!
そして自分なりの自分に合った答えが見つかったときは、たまらなく嬉しいのだ!!!

ってことを言いたかったのです(^^)

またひとつ空手が好きになりました。

長文読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

正中館広報部 道場生著